赤ちゃん連れでも外食しやすいまちへ。MiLと大阪府泉大津市が「ベビーフレンドリーなまちづくり」で包括連携協定

株式会社MiLは、赤ちゃんからの食育をサポートするブランド「the kindest(カインデスト)」を展開しています(本社:東京都港区、代表取締役CEO:杉岡侑也)。同社は、大阪府泉大津市(市長:南出賢一)と「ベビーフレンドリーなまちづくりに関する包括連携協定」を締結しました。この協定にもとづいて始まるのが「ベビーフレンドリーフードプロジェクト」です。子どもたちの食を家庭だけでなく地域全体で支える、官民連携の取り組みです。
子育て家族は、毎日の食事の準備や栄養への配慮、外出先での食事など、「食」に関する多くの悩みを抱えています。こうした課題を家庭だけに任せず、地域全体で支えていくことが、この協定の出発点です。自治体が持つ地域とのつながりと、MiLが培ってきた乳幼児の食に関する専門性を掛け合わせます。それによって、子育て家族が安心して暮らし、食事や外出・旅行をもっと自由に楽しめるまちを目指します。

市内の飲食店でベビーフードを有償提供、協力店舗へのベビーフード販売額の1%をMiLから市へ寄付
プロジェクトでは、子どもの成長段階に合わせて、毎日の食事から食育まで支援します。主な内容は、市内の飲食店でのベビーフードの有償提供、4ヶ月児健診での「鉄とカルシウムがとれるはじめてのおかゆ」の配布、初めて子育てをするママ・パパへの離乳食の進め方・食べさせ方のサポートなどです。
飲食店は大きな負担なく赤ちゃん連れを迎えられる
飲食店は、常温で長期保存できるthe kindestのベビーフードを、温めるか未開封のまま提供するだけです。メニュー表やスタッフ向けの説明書もMiLが用意します。そのため、新たな設備投資や専任スタッフの採用、離乳食専用のメニュー開発や調理は必要ありません。原材料・アレルゲン情報は商品パッケージに表示されており、未開封のままでも提供できます。これにより、食物アレルギーへの配慮や衛生管理にかかる店舗の負担も軽減できるとしています。
子育て家族は外出時の離乳食の準備・持参が楽に
子育て家族にとっては、外出先に離乳食を準備・持参する負担が軽くなります。「the kindest」は、小児科医が栄養面を監修し、フレンチシェフがメニューを考案したブランドです。その中から、栄養やおいしさ、味覚を育むことも考慮した食事を選べます。ここでいう「味覚を育む」は、味覚機能を高めるものではなく、多様な味覚の体験機会を提供することを目的とした考え方です。また、協力店舗には「ベビーフレンドリーフードマーク」を掲出します。赤ちゃん連れを歓迎するお店であることが、外からでもわかるようになります。
さらに、協力店舗へのベビーフード販売額の1%をMiLから市へ寄付し、子育て支援施策に活用します。子育て家族の利用が地域事業者の新たな売上を生み、その成果が次の支援につながる仕組みです。自治体・地域事業者・子育て家族のそれぞれに価値を生む「三方よし」のモデルとして、泉大津市から全国へ広げていくことを目指しています。

4ヶ月児健診で「はじめてのおかゆ」を配布予定
泉大津市はこれまでも、子どもの成長段階に応じた食育施策を進めてきました。妊娠期に毎月10kgの金芽米を届ける「マタニティ応援プロジェクト」や、就学前施設・学校給食での金芽米の提供などです。今回は、その間にある離乳食期の支援を充実させます。4ヶ月児健診の機会に、MiLの新商品「鉄とカルシウムがとれるはじめてのおかゆ」の配布を順次開始する計画です。
この商品は、the kindestの人気商品を「金芽ロウカット玄米」を原料にリニューアルしたものです。「金芽ロウカット玄米」は金芽米の姉妹品で、白米のようにおいしく食べられます。生後5ヶ月頃から離乳食を始める赤ちゃんの、最初のお米の食事として開発されました。なお、この商品には玄米を使用しています。白米で症状が出なかった場合でも、玄米ではアレルギー症状があらわれることがあります。はじめて与えるときは、医療機関を受診できる平日の午前中に、ひとさじ程度の少量から試すよう案内されています。
新商品の概要
- 商品名:鉄とカルシウムがとれるはじめてのおかゆ
- 対象月齢:生後5ヶ月頃から
- 発売日:2026年10月16日(金)
- 価格(税込):862円(70g)、1,726円(200g)
※「金芽米」「金芽」「ロウカット玄米」は、東洋ライス株式会社の登録商標です。

協力店舗の募集から始動、ほかの自治体への展開も目指す
今後は市内の飲食店を対象に協力店舗の募集を開始し、順次導入を進めます。その後、導入店舗数や利用状況、子育て家族・事業者の声をもとに効果を検証し、取り組みの拡大を目指すとのことです。泉大津市でこの仕組みを育て、他の自治体でも取り入れられる官民連携モデルとして全国へ広げていく方針です。
南出市長は、学校給食で「子どもの一食は大人の一食とは違う」という考えのもと、食育に重点的に取り組んできたことに触れました。そのうえで、MiLとの連携によって、妊娠期から乳幼児期、そして就学後まで子どもたちの食を切れ目なく支える環境づくりがさらに進むことに期待を寄せています。MiLの杉岡代表は、市内の飲食店が仕込みも調理も増やさずに「赤ちゃんの食事があります」と言える環境をつくりたいと述べました。そして、まち全体で赤ちゃん連れの家族を迎える循環を泉大津からつくりたいとコメントしています。
出典:株式会社MiL








